先生の目的からして、広告が出ないのが良いだろうし、また、設定が面倒くさくないのが良いだろうと考えると、Bloggerが最適解だろうと思った。自分のときもそれでBloggerに決めたのだし。Bloggerの始め方は、Bloggerのサイトにあるのだけれど、先生向けに特化してもう少し細かく始め方を書こうと思う。以下先生に宛てた文章として書いたので丁寧語。
1) Googleアカウントをとる。
https://mail.google.com/intl/ja/mail/help/about.html へ行って右上の「アカウントを作成」をクリック。図(1)のようなページが現れるので、アカウントを作成する。ブログの目的からしてずっと本名で通すことを前提にします。ユーザ名がすでに登録されていたら、適切な他の名前を付け加える(先生の場合なら自分の本名にnolaとか+してユーザ名にするとか)。パスワードを自分にとっては覚えやすく他人からは推測されない八文字以上のもので、なおかつ他のサイトのパスワードと違うものにすることがとても大事です。次へ、をクリックすると、携帯メールアドレスの登録をする必要があるので、登録をして携帯メールでアカウント利用のためのコードを受け取る。その次のページあたりでコードを入力してアカウントの利用を開始するはずです。
図(1) Googleアカウント登録画面 |
ともあれ、Gメールのアドレスを取得できたらグーグルアカウントがとれたと言うことですので、あとはとれてからのステップに移ります。アカウント設定に際してプロフィールの設定があると思いますが、このプロフィールは作られたブログの右横に表示されますので、先生が誰なのかについて読者に伝えたい内容を書きます。プロフィールの設定なしでアカウントをとった場合には、https://www.google.com/settings/personalinfo からいつでも編集できます。
2) Bloggerのブログを始める。
www.blogger.com/home へ行って、もしまだログイン状態になってなかったらログインします。そうするとBloggerダッシュボードってページが出て、「新しいブログを作成」のボタンが現れる筈ですので、それを押します。図(2)のような新しいブログを作成するポップアップが出ますので、ブログ(全体)のタイトルとアドレスを入力します。これは自由にお考え下さい。ブログのデザインなどは、後で考えることにして、今は「シンプル」を選び、「ブログを作成」ボタンをクリック。例えば図(2)では私は「M先生用テスト」というタイトルのブログを作る、ということにしています。これはブログ全体のタイトルおよび先生のブログに読者がアクセスする場合のアドレスになりますので、どちらも考えて分かりやすい物にされると良いでしょう。
で、「ダッシュボード」に自動的に戻り、ブログ一覧の中に私の例で言うと「M先生用テスト」が現れますので、その「ブログを開始する」をクリックすると、もう「投稿作成」ページが現れます。それでタイトルを記入して中身を書いていけばもうブログのできあがりです。簡単な画面装飾もできますし、見出し、小見出しなどもつけることが出来ます。写真の挿入もリンクも自由です。例えば書いている途中のこの投稿の編集場面は図(3)みたいな感じです。
図(2) 新しいブログを作成場面 |
図(3)投稿編集画面 |
先生の場合、主たる目的が論文やエッセイの公開にあるのですから、右側の「ラベル」が大事です。これは自分で自由に設定することが出来るので、例えば「論文」「劇評」などと分けると良いと思います。あるいは一つの論文を複数の投稿で公開される場合、論文タイトルをラベルにしても良いかもしれません。
DropBoxというサービス(クラウドサービスと呼ばれるものの一つ)は、登録してソフトをインストールすると、自分のパソコンにDropBoxのフォルダが作られ、そのフォルダの中にあるファイルは自動的にインターネット上に保存され、同期されるというもので、その中でにあるPublicというフォルダに仕舞ったファイルは、自動的に誰でもダウンロード出来るように公開されている、という仕組みです。インストールも簡単ですし、ネットでつながっている限り、書き換えたファイルは直ちにネット上にも保存されます。注意点としては、Publicフォルダにまだ公開するつもりのない未完成のファイルを置かないことくらいです。Publicフォルダに入れたファイルを右クリックすると「公開リンクをコピー」という項目が現れますので、それをブログに貼り付けます。貼り付けるには、そのファイルをリンクしたい文ないし単語(たとえば「こんな論文を書きました」という文を選択した状態で、Blogger画面の上にある「リンク」をクリックすれば図(7)のような画面がポップアップしてきますので、「リンク先のURLを指定して下さい」という枠内に、コピーした「公開リンク」をペーストすればできあがりです。
また、右側の「オプション」で閲覧者のコメントを許可するかどうかを個別に決めることが出来ます。出来上がったら「プレビュー」で見て「公開」で公開すれば終わりです。新しい投稿をする場合には先ほどの「ダッシュボード」のページから鉛筆のマークをクリックします。
ブログの基本的な設定をする。
さて、以上の手順で作ったブログの見かけは図(4)みたいな感じです。(自己紹介欄だけ私のプロフィールになっていますが)。
さて、これではどんなブログかトップページでは分からないので、設定でブログの説明を書きます。ダッシュボードから自分のブログのタイトルをクリックすると図(5)の「概要」画面に移ります。
この中で大切なのは左一番下の「設定」の項目です。それをクリックすると下に項目が開くので、まず「基本」で「ブログの説明」のところを編集して、先生のブログの説明を書きます。この説明は基本的にブログタイトルの直下に現れます。このへんいつでも直せるのでとりあえず考えることを書いて下されば結構です(図(6))。
図(4)出来たブログの見かけ |
図(5)概要画面 |
図(6)基本の設定 |
次に同様に「設定」下に開かれた「投稿とコメント」をクリックして「コメント」を承認するかどうかを決めます。迷惑コメントを避けるのならコメント不可にするのが確実でしょうし、議論したいというのであれば、Googleアカウントのユーザのコメントだけを許可する設定にすれば良いと思います。たいていの人はGoogleアカウントをお持ちでしょうから。私のようなマイナーなブログには、コメント来たことがないですけれど。「設定」の上の「テンプレート」を開けばブログの基本的なデザインをいろいろと変更できます。これはある程度慣れてから手をつければ良いと思います。とても大事なことは、自分が編集するときにアクセスするアドレス(基本的にはblogger.com/home)と公開されるアドレス(****.blogspot.com)とは異なっていますので、他の人にブログを教えられる場合には、後者の方を提示する必要がある、という点です。
ワードやPDFの論文をリンクする。
先生のご希望は自分が書く論文をブログなどで公開することだったと思いますが、その場合、論文そのものはBloggerに直書きするのではなく、ワードとかで作ると思いますので、それをどのようにブログに載せるかが問題になります。注の処理を気にしないならば、ワードで作ったものをコピーペーストでブログに貼れば良いのですけれど、そのとき書式がそのまま保たれる保証はあまりありません。たぶん崩れると思います。
それを避けるには
(1) ワードやPDFのファイルは別にアップロードしてそれへのリンクを貼り、ブログ上では簡単な説明に留める。
(2) ブログ上でワードやPDFがそのまま読めるような仕方で貼り付ける。
どちらも可能ですが、後者は結構面倒です。とりあえずは(1)の方法をお薦めします。その場合、自分の論文をアップロードする場所が必要になります。そうしたものとして無料でパソコンにインストール出来て5GBの容量があり、公開も簡単なDropBoxというサービスをお薦めします。
DropBoxというサービス(クラウドサービスと呼ばれるものの一つ)は、登録してソフトをインストールすると、自分のパソコンにDropBoxのフォルダが作られ、そのフォルダの中にあるファイルは自動的にインターネット上に保存され、同期されるというもので、その中でにあるPublicというフォルダに仕舞ったファイルは、自動的に誰でもダウンロード出来るように公開されている、という仕組みです。インストールも簡単ですし、ネットでつながっている限り、書き換えたファイルは直ちにネット上にも保存されます。注意点としては、Publicフォルダにまだ公開するつもりのない未完成のファイルを置かないことくらいです。Publicフォルダに入れたファイルを右クリックすると「公開リンクをコピー」という項目が現れますので、それをブログに貼り付けます。貼り付けるには、そのファイルをリンクしたい文ないし単語(たとえば「こんな論文を書きました」という文を選択した状態で、Blogger画面の上にある「リンク」をクリックすれば図(7)のような画面がポップアップしてきますので、「リンク先のURLを指定して下さい」という枠内に、コピーした「公開リンク」をペーストすればできあがりです。
図(7) リンクを編集する画面 |
書いた論文は、Googleなんかでも検索されますし、また、学会などで「会員サイト」などのリンクを作るのも一つの考えとしてあるかも知れません。
それでは、良きブログ生活をお楽しみ下さいますように。
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