2013年5月24日金曜日

タマラ・クヴェシタズデ (Tamara Kvesitazde) F=-F (ヴェネツィア・ビエンナーレ2011)

2011年ヴェネツィア・ビエンナーレのグルジアの展示は、Tamara KvesitazdeのF=-Fを中心においた「どんなメディアでもAny-Medium-Whatever」と題されたもの。独裁体制であれ民主体制であれ共通の軍国主義への反対と平和へのメッセージを込めた作品のようだ。
軍国主義は個性の抑圧を伴う。グルジアの展示で目に焼き付いたのは白い無表情な顔の集まり。一つ一つの顔はほぼ等身大で、色彩を欠いた人面の怖さと反復の不気味さが「表情のない」軍隊の不気味さと重なる。言われてみるとある意味分かりやすいが、解説がないと「軍国主義」云々は想像がつかない。
顔が集まって球体を構成している作品と「フレスコのような」(カタログ)パネルになっている作品の二つがあった。パネル作品では、その無表情な顔の一つ一つが微妙に変化してゆくことで、不気味さは、悪夢を見ているかのようなおぞましさの領域まで達していた。
Kvesitazde Any-Medium-Whatever

Kvesitazde F=-F

Kvestazde F=-F (detail)
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