旅行記録は、一応Twitterの方に帰国してからしこしことアップしている。ヴェネチア美術展の話にようやく入った。
やっぱり調べたりして書いた方が自分的に気持ちが良いので、その場でツイートは出来なくて正解だった気はする。
http://twilog.org/MasahiroKitano/date-130809/allasc
8月9日あたりから始まってまだアルセナーレの途中。
2013年8月13日火曜日
旅行の反省:モバイルWiFi
今回のバルセロナ・ヴェネチア旅行では、台湾の時の経験から、道案内を全面的にGoogleに頼ろうと思った。また、そのためにモバイルWi-Fiを利用しようと考えた。
当初考えていたのはEcomソリューションズの1GB限定プランで、一ヶ月一万円。まあそんな動画をダウンロードするわけではなし、主たる目的はネット検索とGoogleの道案内だから、楽勝だと思っていた。ところが六月中頃に申し込んだら、もう在庫なしになっていた。
仕方がないのでテレコムのにして、一日1200円で17000円程度(出国日と帰国日も勘定に入るから二日分は無駄になる)。
ここまでは分かっていたことで、成田で受け渡しの時に、これも1GB上限がかかっている旨を知らされた。これが新情報で、後でちょっと考察。動画とか、ゲームとか、あるいはGPSなんぞが危険とのことだったが、GPSにそんなにパケット使うとはとても思えない。地図はベクトル化しているし位置情報は別枠だし…
あとは充電器をつけるかどうか、保険をつけるかどうかで、ちょっと見ると保険が下りるためには盗難証明が必要で、これを盗まれそうな状況で盗難証明を取る暇があるかどうかは疑わしい(イタリアだと昔ナポリで十五分で出たが、イギリスではわざわざ警察署に届け出ねばならず、それでも盗難証明は出ずに、警察に届け出たという証明が出ただけだった)。で、盗難証明が出るなら旅行保険が下りるじゃん、と考えて保険はなし。充電器も、iPhoneと両方同時に充電できるタイプの大容量のAnkerのを持って行く予定なのでこれもパス。本体だけ価格になった。この辺は正解だったと思う。
大失敗は前に書いたけれど、iPhoneのフォトストリーミングをオフにし忘れていたことで、これその時に思ったのになぜしなかったんだろ。iPhoneのフォトストリーミングはiPhone常の写真をWifiの時を選んでiCloudで共有する機能で、今回1500枚くらい写真を撮った(半分くらいは美術写真で暗いのでぶれぶれ)ので、どう考えてもオーバーする。300枚くらいのところでテレコムから「何してんねん」というメールが来て漸く修正。半分くらいでメールくれると良いよね。iPhoneのフォトストリーミングは結構無意識にONにしているので、注意書きがあるとさらに親切。動画とかゲームとかだけ書かれると「関係ないや」と思ってしまうもの。
それで、規制がかかって、それでもすぐ全部止められる、という訳ではなく、ちょう遅くなって、画像のアップロードとかは出来なくなった。これは今回作品の感想を同時的にツイッターすべ、と思っていたので計画変更を余儀なくされた。(実際のところ、美術展見ながら一個一個について感想を書く暇はなかったので、これもまた結果的にはそれほど悪くなかった。)
一番恐ろしいのは、今回行くべき場所、泊まる宿をすべてGoogleのお気に入りにして、iPhoneをガイド代わりに使う予定だったのが上手く行かないのではないか、という可能性だが、遅くてもなんとかそれは出来た。帰国便が出る直前に完全遮断されたけれど。
さて、テレコム様の説明では、ヨーロッパは最近1GB規制が激しく、これはやむないことなのだという話だった。でも成田で言われても他に選択肢はないしなぁ。
それはそれで不可抗力なのだけれど、
http://www.cellularabroad.com/italyRmifi.php
を見てみると、Unlimited (10GB 3G speed) Data Portable WiFi Hotspot Rental for Italy - See more at: http://www.cellularabroad.com/italyRmifi.php#sthash.0Itlx5jX.dpuf
なんてことが書いてある。
Cellularのヨーロッパ向けMiFiは二つのコースがあるようで、一ヶ月99.5$限定で総1GBのものと、一日14$程度で10GB 3Gスピードのものだ。私はこのあたりは調べていたので、てっきり後者と同一レベルのサービスが行われるのだと思っていた。後者に近い価格だったのに(円安のせいでいろいろあったのだろうか)内実は前者だったのでかなり残念感がます。テレコム様の話では、ヨーロッパでは規制が激しくなり、1GB以上は無理だということだった。そうなのかもしれない。
なお、事前にテレコム様に実際に可能な容量を確認したわけではないので、これは当方の勝手な思い込みだ。ありそうなストーリーは思い浮かぶが、テレコム様の説明の通りなのでしょう。
当初考えていたのはEcomソリューションズの1GB限定プランで、一ヶ月一万円。まあそんな動画をダウンロードするわけではなし、主たる目的はネット検索とGoogleの道案内だから、楽勝だと思っていた。ところが六月中頃に申し込んだら、もう在庫なしになっていた。
仕方がないのでテレコムのにして、一日1200円で17000円程度(出国日と帰国日も勘定に入るから二日分は無駄になる)。
ここまでは分かっていたことで、成田で受け渡しの時に、これも1GB上限がかかっている旨を知らされた。これが新情報で、後でちょっと考察。動画とか、ゲームとか、あるいはGPSなんぞが危険とのことだったが、GPSにそんなにパケット使うとはとても思えない。地図はベクトル化しているし位置情報は別枠だし…
あとは充電器をつけるかどうか、保険をつけるかどうかで、ちょっと見ると保険が下りるためには盗難証明が必要で、これを盗まれそうな状況で盗難証明を取る暇があるかどうかは疑わしい(イタリアだと昔ナポリで十五分で出たが、イギリスではわざわざ警察署に届け出ねばならず、それでも盗難証明は出ずに、警察に届け出たという証明が出ただけだった)。で、盗難証明が出るなら旅行保険が下りるじゃん、と考えて保険はなし。充電器も、iPhoneと両方同時に充電できるタイプの大容量のAnkerのを持って行く予定なのでこれもパス。本体だけ価格になった。この辺は正解だったと思う。
大失敗は前に書いたけれど、iPhoneのフォトストリーミングをオフにし忘れていたことで、これその時に思ったのになぜしなかったんだろ。iPhoneのフォトストリーミングはiPhone常の写真をWifiの時を選んでiCloudで共有する機能で、今回1500枚くらい写真を撮った(半分くらいは美術写真で暗いのでぶれぶれ)ので、どう考えてもオーバーする。300枚くらいのところでテレコムから「何してんねん」というメールが来て漸く修正。半分くらいでメールくれると良いよね。iPhoneのフォトストリーミングは結構無意識にONにしているので、注意書きがあるとさらに親切。動画とかゲームとかだけ書かれると「関係ないや」と思ってしまうもの。
それで、規制がかかって、それでもすぐ全部止められる、という訳ではなく、ちょう遅くなって、画像のアップロードとかは出来なくなった。これは今回作品の感想を同時的にツイッターすべ、と思っていたので計画変更を余儀なくされた。(実際のところ、美術展見ながら一個一個について感想を書く暇はなかったので、これもまた結果的にはそれほど悪くなかった。)
一番恐ろしいのは、今回行くべき場所、泊まる宿をすべてGoogleのお気に入りにして、iPhoneをガイド代わりに使う予定だったのが上手く行かないのではないか、という可能性だが、遅くてもなんとかそれは出来た。帰国便が出る直前に完全遮断されたけれど。
さて、テレコム様の説明では、ヨーロッパは最近1GB規制が激しく、これはやむないことなのだという話だった。でも成田で言われても他に選択肢はないしなぁ。
それはそれで不可抗力なのだけれど、
http://www.cellularabroad.com/italyRmifi.php
を見てみると、Unlimited (10GB 3G speed) Data Portable WiFi Hotspot Rental for Italy - See more at: http://www.cellularabroad.com/italyRmifi.php#sthash.0Itlx5jX.dpuf
なんてことが書いてある。
Cellularのヨーロッパ向けMiFiは二つのコースがあるようで、一ヶ月99.5$限定で総1GBのものと、一日14$程度で10GB 3Gスピードのものだ。私はこのあたりは調べていたので、てっきり後者と同一レベルのサービスが行われるのだと思っていた。後者に近い価格だったのに(円安のせいでいろいろあったのだろうか)内実は前者だったのでかなり残念感がます。テレコム様の話では、ヨーロッパでは規制が激しくなり、1GB以上は無理だということだった。そうなのかもしれない。
なお、事前にテレコム様に実際に可能な容量を確認したわけではないので、これは当方の勝手な思い込みだ。ありそうなストーリーは思い浮かぶが、テレコム様の説明の通りなのでしょう。
2013年8月8日木曜日
こまつ座 頭痛肩こり樋口一葉 (赤旗劇評)
こまつ座の「頭痛肩こり樋口一葉」の劇評を赤旗に書いた。私が日本を出発した二日後の七月二四日付で掲載になったので、ウェブに載せるのが遅れた。
私はあまり井上ひさしの熱心な観客ではないのだけれど、この舞台に関しては、もう少し速くて鋭い動きだと笑いが強まるのにと思った。見に行ったのが初日に近かったのかも知れないし、観客層が比較的年配なのにあわせたのかも知れないけれど、やや笑いが微温的。
劇評は作品紹介にほぼ留まっている。最近またあまり演技について書けなくなっている気がする。
私はあまり井上ひさしの熱心な観客ではないのだけれど、この舞台に関しては、もう少し速くて鋭い動きだと笑いが強まるのにと思った。見に行ったのが初日に近かったのかも知れないし、観客層が比較的年配なのにあわせたのかも知れないけれど、やや笑いが微温的。
劇評は作品紹介にほぼ留まっている。最近またあまり演技について書けなくなっている気がする。
2013年8月6日火曜日
Roger Waters The Wall Concert
ローマで観てきた。元フロイドのリーダー、ロジャー・ウォーターズの「壁」コンサートだ。観たときの感想はツイッターで書いたので(投稿は遅れたけれど)http://twilog.org/MasahiroKitano の八月四日あたりを見て下さい。
どこかに書いたけれど、フロイドの、「ウォール」は思い入れのある作品だ。というか、アルバムの時は、そんなにでもなかった。ぼくにはフロイドはウォーターズ・バンドで、「原子心母」「狂気」あたりが好きだった。バレット・バンドだった「夜明けの口笛吹き」が分かりにくかったのに対し、メロディや盛り上げの分かりやすさも好ましかった。シンフォニックで長い曲が一つ含まれているのも好きなところだ。ギルモア・バンドになってからのコンサートに一度行ったが、前半の新作アルバムはつまらなかった。豚は飛んだけれど、スペクタクルにそんなに金をかけてないのもがっかり。
でも、「ウォール」は一曲が短く、ストーリーがはっきりしすぎで、コンサート形式でやるロックオペラみたいだった。何となく物足りない。
印象が変わったのは、ボブ・ゲルドフの映画版を見てからだ。東京まで行って一日に三回見た。劇中のピンク・フロイド青年が、奥さんに浮気されて自分もファンの女の子をアパートに連れ込んで急に狂ったように暴れ出し部屋のものをめちゃくちゃに壊した後、それを床の上にアートのように並べ(廃品アート)、独特の秩序への志向を示し、そのご、カミソリで髪の毛と眉、さらには乳首までそり落として、スキンヘッドの極右ロッカーに生まれ変わったところは、その内部の空虚さに怖気がした。(奥さんとは長髪で反原発運動にも参加していたのに)。
彼はその後むりやり連れ出されたコンサートで次のように歌う。
今回の公演で、大きな違いは、実際にピンクの新しいファシストグループは現れず、すべてウォーターズの内面の妄想のように描かれているところだ。旗も、壁に映像で描写されるだけだ。ウォーターズはだから最後に実際に(おもちゃの)機関銃を乱射する。映像に凝った分だけ、舞台上の劇的アクションは減らした感じ。巨大な人形(母、妻、教師)も、全部出てきたっけ?教師だけは覚えている。Another Brick in the Wall part 2で子供たちのコーラスグループが出てきて教師人形に抗議する09年版の趣向はそのまま。ツアー先の地元の子供たちを使っている。人形はベルリンの時ほどは動かない。壁自体は、主人公の内面の孤独の象徴の面よりも、巨大なスクリーンの面が強くなった。演奏も写すし、メッセージも写す。メッセージは結構はっきりしていて、冒頭にウォーターズが「すべての国家によるテロに対抗しよう」みたいなことを言うのに観客は大受けしていた。Rogerwaters.comの最新のメッセージもトルコ人民への連帯声明だし。
最初に飛行機が舞台奥に突っ込み、最後に黒い猪が空を飛ぶのはフロイドらしい。
さっきのギャグみたいな極右シーンにはネタ元がある。フロイドのアルバムの三年前、1976年にエリック・クラプトンは次の発言をバーミンガムのコンサートでしている。(翻訳はEAZEART (http://www.eazeart.com/rock-against-racism/2973/) のものを引用)
ウォーターズの「ウォール」コンサートは、2009年のユタのが、テレビ画像かな、比較的できの良い状態でYoutubeにアップされていて、なんか変な裏声のコーラスグループに頼りすぎな気がした。今回は基本同じだけれど彼がもう少し歌っているように思った。
このアルバムでなんか誤解していて、今回修正できたのは、Bring the Boys Back Homeという歌のBoysは「子供たち」ではなく「軍人たち」を意味するんだってこと。昔のアルバムの歌詞対訳に引きずられていた。父親が戦死したことが、ピンクの個人的な破滅の根底にあるって話。
観客は老若男女そろっていて、半分くらいが写真撮っているし、有名な歌では一緒に歌っているし、まあ楽しそうだった。
どこかに書いたけれど、フロイドの、「ウォール」は思い入れのある作品だ。というか、アルバムの時は、そんなにでもなかった。ぼくにはフロイドはウォーターズ・バンドで、「原子心母」「狂気」あたりが好きだった。バレット・バンドだった「夜明けの口笛吹き」が分かりにくかったのに対し、メロディや盛り上げの分かりやすさも好ましかった。シンフォニックで長い曲が一つ含まれているのも好きなところだ。ギルモア・バンドになってからのコンサートに一度行ったが、前半の新作アルバムはつまらなかった。豚は飛んだけれど、スペクタクルにそんなに金をかけてないのもがっかり。
でも、「ウォール」は一曲が短く、ストーリーがはっきりしすぎで、コンサート形式でやるロックオペラみたいだった。何となく物足りない。
印象が変わったのは、ボブ・ゲルドフの映画版を見てからだ。東京まで行って一日に三回見た。劇中のピンク・フロイド青年が、奥さんに浮気されて自分もファンの女の子をアパートに連れ込んで急に狂ったように暴れ出し部屋のものをめちゃくちゃに壊した後、それを床の上にアートのように並べ(廃品アート)、独特の秩序への志向を示し、そのご、カミソリで髪の毛と眉、さらには乳首までそり落として、スキンヘッドの極右ロッカーに生まれ変わったところは、その内部の空虚さに怖気がした。(奥さんとは長髪で反原発運動にも参加していたのに)。
彼はその後むりやり連れ出されたコンサートで次のように歌う。
なぁ、みんな、悪いニュースがあるんだ。ピンクは調子が悪くてホテルから出てこない。で俺らが代理で送り込まれた。それでこれからお前らファンの品定めからやる。今夜この劇場に、ホモはいるか?壁にたたせろ。スポットライトを浴びてるやつ、あいつもまともには見えない。壁にたたせろ。ありゃユダヤにみえるぜ、あいつぁクロじゃねぇか。こんな屑どもを入れたのは誰だ。クサ吸ってる奴がいる。注射針の跡が見える(spotってそういう意味じゃないのかしら)奴もいる。出来るなら、お前らみんな撃ち殺してやる!映画ではそこから「ラン・ライク・ヘル」に変わって背後では彼らの自警団が異人種カップルをレイプしたり 蛮行の限りを尽くす。そして屑のスキンヘッズになったピンクはその先頭に立って拡声器でがなりまくる。この辺ぞくぞくした。1990年のベルリンのウォールコンサートでは、舞台上に親衛隊の制服のような衣装のグループが登場し、ナチの旗を想像させる彼らの金槌二個を組み合わせたマークの旗が翻る。Youtubeでベルリンコンサートを誰かが分割アップロードしていた時も、この場面だけはすぐに削除された。
今回の公演で、大きな違いは、実際にピンクの新しいファシストグループは現れず、すべてウォーターズの内面の妄想のように描かれているところだ。旗も、壁に映像で描写されるだけだ。ウォーターズはだから最後に実際に(おもちゃの)機関銃を乱射する。映像に凝った分だけ、舞台上の劇的アクションは減らした感じ。巨大な人形(母、妻、教師)も、全部出てきたっけ?教師だけは覚えている。Another Brick in the Wall part 2で子供たちのコーラスグループが出てきて教師人形に抗議する09年版の趣向はそのまま。ツアー先の地元の子供たちを使っている。人形はベルリンの時ほどは動かない。壁自体は、主人公の内面の孤独の象徴の面よりも、巨大なスクリーンの面が強くなった。演奏も写すし、メッセージも写す。メッセージは結構はっきりしていて、冒頭にウォーターズが「すべての国家によるテロに対抗しよう」みたいなことを言うのに観客は大受けしていた。Rogerwaters.comの最新のメッセージもトルコ人民への連帯声明だし。
最初に飛行機が舞台奥に突っ込み、最後に黒い猪が空を飛ぶのはフロイドらしい。
さっきのギャグみたいな極右シーンにはネタ元がある。フロイドのアルバムの三年前、1976年にエリック・クラプトンは次の発言をバーミンガムのコンサートでしている。(翻訳はEAZEART (http://www.eazeart.com/rock-against-racism/2973/) のものを引用)
今日の客のなかに外人はいるか?Wogs(有色人種を指す差別用語)だ。いたら手を挙げろ。この間アラブ人が俺の嫁さんのケツを触りやがったんだ。この国にいる外人、Wogsはみんなそんな胸クソが悪くなるような奴らばっかりだ。そんな奴らは出てけばいい。ただこの会場を出てくんじゃない、俺達の国から出て行け。ここにも、この国にも、お前らみたいなのはいらねえんだ。みんな、よく聞け。俺達はみんなイノック・パウエルに投票するべきだ。彼は正しい。あんな奴ら、みんなまとめて国に送り返しちまったほうがいい。イギリスが黒人の植民地になるのはまっぴらだ。外人を追い出せ!Wogsを追い出せ!Coons(黒人を指す差別用語)を追い出せ!イギリスは白くあるべきだ!俺は昔はヤクにはまってたけど、今は人種差別にはまってるんだ。クソWogsめ!ロンドンなんかサウジの奴らに占領されちまってる。黒いWogsもCoonsもアラブ人もジャマイカ人もここにはいらねえんだ。ここはイギリスだ!ここは白人の国だ!WogsもCoonsもここにはいらねえ!イギリスは白人のための国だ!汚ねえWogsが隣に住んでるなんてまっぴらごめんだ!イノックを首相にして、もう一度イギリスを白く染めようぜ!。このショッキングな言葉が直ちにロッカーに反レイシズム運動を組織させたことは、引用元のEAZEARTページに詳しい。
ウォーターズの「ウォール」コンサートは、2009年のユタのが、テレビ画像かな、比較的できの良い状態でYoutubeにアップされていて、なんか変な裏声のコーラスグループに頼りすぎな気がした。今回は基本同じだけれど彼がもう少し歌っているように思った。
このアルバムでなんか誤解していて、今回修正できたのは、Bring the Boys Back Homeという歌のBoysは「子供たち」ではなく「軍人たち」を意味するんだってこと。昔のアルバムの歌詞対訳に引きずられていた。父親が戦死したことが、ピンクの個人的な破滅の根底にあるって話。
観客は老若男女そろっていて、半分くらいが写真撮っているし、有名な歌では一緒に歌っているし、まあ楽しそうだった。
![]() |
| 冒頭 In the Flesh? |
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| 壁完成してIn the Flesh |
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| 壁無事崩れました |
2013年7月25日木曜日
授業案内:美学特講2
学科のブログに自分の授業案内を書かねばならなくなり、とりあえず自分のページに原形を書いておくことにする。
美学特講2 (北野雅弘)
今年の授業は、ロバート・ステッカーという人の書いた、「分析美学入門」という本を教科書にして、前期は「自然の美的観賞」と「芸術とは何か」という問題について講義しました。
「芸術とは何か」ということが問題になる、というのも変な気がします。私たちの歴史は素晴らしい芸術作品で溢れており、わざわざそれが「何か」などと問うのはばかげたことに思われるからです。芸術作品がそうでないものから一目瞭然に区別されている限り、私たちは「芸術とは何か」と言う問いを生活のなかで発したりはしません。
しかし、取り分け20世紀の芸術の発展は、私たちが芸術とそうでないものについて、純粋に感覚に頼って区別をすることを不可能にしました。デュシャンはどこにも美しさのかけらもないような日常の既製品を芸術として展示し、レディメイドと呼びました。ウォーホールは洗剤の箱にそっくりの立体作品を作りました。
参考リンク
デュシャン「泉」
ウォーホール 「ブリロ・ボックス」
そうした作品は、単なる悪ふざけ、として片づけてしまったら良かったのかもしれません。でも、レディメイドからもう100年もたち、ウォーホールの洗剤の箱からももう五十年がたちました。それらの作品は、芸術としての地位を確立しただけでなく、一つのジャンルとしても、揺るぎないものになっています。最初は悪ふざけかもしれないと思われていたものは、実は歴史的な必然性に基づいていたのです。
造形芸術に関して、私たちはただもはや芸術を再現や表現としてだけ理解することはできず、美的経験によってだけ理解することもできないのです。ロバート・モリスは「何ら美的価値がないこと」の証明書つきで自分の作品を発表しています。
参考リンク
モリス「連禱」
それでは芸術とは何なのか? これは美学研究者だけの問題ではなく、20世紀以後のアーティストの問題でもありました。美学特講2の後半の部分は、「芸術とは何か」というこの問題に、定義の探求という形で理論的な解決を模索する授業です。
なお、私の授業用のブログでは教科書以外の授業用プリントを公開しています。
美学特講2 (北野雅弘)
美学美術史学科の教員の北野です。
私は、美学特講の1と2、美学演習の1と2、美学概論2、あと西洋古典語のA, B, Cを担当しています。特講は2が前期、1が後期というちょっと変な時間割です。それぞれ半期で区切りがつくので、どちらを先にとっても、またどちらかだけでも構わないのですが、順序としては2を先にした方がやや分かりやすいかしら。
私は、美学特講の1と2、美学演習の1と2、美学概論2、あと西洋古典語のA, B, Cを担当しています。特講は2が前期、1が後期というちょっと変な時間割です。それぞれ半期で区切りがつくので、どちらを先にとっても、またどちらかだけでも構わないのですが、順序としては2を先にした方がやや分かりやすいかしら。
今年の授業は、ロバート・ステッカーという人の書いた、「分析美学入門」という本を教科書にして、前期は「自然の美的観賞」と「芸術とは何か」という問題について講義しました。
「芸術とは何か」ということが問題になる、というのも変な気がします。私たちの歴史は素晴らしい芸術作品で溢れており、わざわざそれが「何か」などと問うのはばかげたことに思われるからです。芸術作品がそうでないものから一目瞭然に区別されている限り、私たちは「芸術とは何か」と言う問いを生活のなかで発したりはしません。
しかし、取り分け20世紀の芸術の発展は、私たちが芸術とそうでないものについて、純粋に感覚に頼って区別をすることを不可能にしました。デュシャンはどこにも美しさのかけらもないような日常の既製品を芸術として展示し、レディメイドと呼びました。ウォーホールは洗剤の箱にそっくりの立体作品を作りました。
参考リンク
デュシャン「泉」
ウォーホール 「ブリロ・ボックス」
そうした作品は、単なる悪ふざけ、として片づけてしまったら良かったのかもしれません。でも、レディメイドからもう100年もたち、ウォーホールの洗剤の箱からももう五十年がたちました。それらの作品は、芸術としての地位を確立しただけでなく、一つのジャンルとしても、揺るぎないものになっています。最初は悪ふざけかもしれないと思われていたものは、実は歴史的な必然性に基づいていたのです。
造形芸術に関して、私たちはただもはや芸術を再現や表現としてだけ理解することはできず、美的経験によってだけ理解することもできないのです。ロバート・モリスは「何ら美的価値がないこと」の証明書つきで自分の作品を発表しています。
参考リンク
モリス「連禱」
それでは芸術とは何なのか? これは美学研究者だけの問題ではなく、20世紀以後のアーティストの問題でもありました。美学特講2の後半の部分は、「芸術とは何か」というこの問題に、定義の探求という形で理論的な解決を模索する授業です。
なお、私の授業用のブログでは教科書以外の授業用プリントを公開しています。
2013年7月21日日曜日
IFTRの発表原稿
バルセロナで来週開かれるIFTR(国際演劇学会)の大会の原稿がようやく出来た。写真と演奏を含んでいるので、著作権的に(写真は記録写真と考えてまた撮影後50年をすぎているので大丈夫な気がするのだけれど、演奏(学生の知り合いに頼んで作ってもらったmikuによる演奏)がクリアしているかどうか分からないので、パワーポイント版ではなく、PDF版を事前公開。写真などの画像は「引用」の範囲ということで。パワポスライド57枚、2800語くらい。読み切れるかなぁ。(実際の原稿はもう少しだけ長い。)これでフロストが読める。もう一つ、ネレ・ノイハウスの『白雪姫には死んでもらう』も機内用ミステリにしよう。ノイハウスの前作『深い疵』はあまりに見え見えな展開とそれからもうひとつあり得ない設定にちょっと↓だったのだけれど(年齢がぁ…)。ドイツミステリは苦手だ。
2013年7月9日火曜日
近況報告
国際演劇研究集会IFTRのための原稿。今1500語、あと1000語くらい。文章ができたらパワポ化して、一曲初音ミクに歌わせて、写真挿入文献補う。
現地の報告を赤旗さん向けに1000字くらいで行わねばならないが、それは帰国後のこと。
現地の宿、飛行機、ようやく手配を終えた。
15日、赤旗で取り上げるこまつ座の「頭痛肩こり樋口一葉」鑑賞予定、それまでにそれに関する日比野さんの論文読まなきゃ。原稿メ切は16日いっぱいか。
18日は補講三つ。19日は通常講義三つ。9.16は非常勤@中野坂上。
参院選期日前投票もいつかしなきゃ。
このタイミングで一番みたくないものは、
三年以上待ち続けたフロストシリーズの新作。「冬のフロスト」,
今日本屋で見つけてあろうことか今目の前にある。
飛行機が離陸するまで、ぜったいに手を伸ばしちゃダメな、麻薬を前にした治療中の中毒患者のような気分だ(患者の気分をミステリ以外で知っているわけではないが)。
せめて解説だけでも読んで心の準備をしたい…。(数分後)
誰だ、読んでないの丸出しの養老孟司なぞに解説書かせたのは⁉!
目の前に多分一番好きなシリーズの残された数少ない初訳があってぜったいに読めない状況があるなんて…
。・°°・(>_<)・°°・。。
-- iPhoneから
07/11追記:ようやく2000語。「冬のフロスト」にリンク。学会発表のテーマは東大ギリ研の悲劇上演。日比谷野音の説明がむずい。タイトルを「起源に本質を捏造する」ってしたのになかなかその話にならない。タイトルが挑発的すぎた。
フロストは性格と頭の良いドーヴァー警部だ、と書こうと思ったのだけれど、考えればドーヴァー警部シリーズもう忘れられてる…
現地の報告を赤旗さん向けに1000字くらいで行わねばならないが、それは帰国後のこと。
現地の宿、飛行機、ようやく手配を終えた。
15日、赤旗で取り上げるこまつ座の「頭痛肩こり樋口一葉」鑑賞予定、それまでにそれに関する日比野さんの論文読まなきゃ。原稿メ切は16日いっぱいか。
18日は補講三つ。19日は通常講義三つ。9.16は非常勤@中野坂上。
参院選期日前投票もいつかしなきゃ。
このタイミングで一番みたくないものは、
三年以上待ち続けたフロストシリーズの新作。「冬のフロスト」,
今日本屋で見つけてあろうことか今目の前にある。
飛行機が離陸するまで、ぜったいに手を伸ばしちゃダメな、麻薬を前にした治療中の中毒患者のような気分だ(患者の気分をミステリ以外で知っているわけではないが)。
せめて解説だけでも読んで心の準備をしたい…。(数分後)
誰だ、読んでないの丸出しの養老孟司なぞに解説書かせたのは⁉!
目の前に多分一番好きなシリーズの残された数少ない初訳があってぜったいに読めない状況があるなんて…
。・°°・(>_<)・°°・。。
-- iPhoneから
07/11追記:ようやく2000語。「冬のフロスト」にリンク。学会発表のテーマは東大ギリ研の悲劇上演。日比谷野音の説明がむずい。タイトルを「起源に本質を捏造する」ってしたのになかなかその話にならない。タイトルが挑発的すぎた。
フロストは性格と頭の良いドーヴァー警部だ、と書こうと思ったのだけれど、考えればドーヴァー警部シリーズもう忘れられてる…
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